現状の会社や仕事に対する不満を明確化=人生で大切にしている価値観の明確化
「会社・仕事への不満が転職理由」や「逃げ転職」は甘え?後悔・失敗する?
に、も書きましたが、
- 今の会社・仕事に不満があり、それを理由に転職するのは当たり前
- その不満を明確化し、それを基準に転職先をしっかり決めればOK
という考え方、進め方をすれば、転職後に後悔したり失敗したと思う可能性は低くなると考えています。
今の職場から抜け出したいから、なんとなく次の転職先を決めてしまうのではなく、しっかりゴール・目標を決めることが重要だと思います。
私の場合、ゴールが決まってしまえば、余計なことは一切削ぎ落とし、あとはそれに向かって前進・努力するだけになりました。
具体的に私が行ったプロセスは下記のようなステップになります。
- 「仕事内容」「人間関係」「待遇・給与」を軸に現状の不満点を書き出す
- それぞれに優先順位をつける
- それを踏まえて次の転職先に求めるものは何かを明確にする
- 条件に合致する転職先を探して転職活動をする
本記事では、上記のうち1.~3.について書いています。
そしてこのプロセスこそが
「自分が人生において大切にしている価値観の明確化」
だと考えています。
ここがブレなければ、自分の人生観に合う働き方、生き方ができるので、転職に失敗したと後悔することは少なくなるのではないかと思います。
「仕事内容」「人間関係」「待遇・給与」について現状の不満点を書き出して、優先度をつける
私が実際に行った、プロセスを書いて行きたいと思います。
会社や仕事に対する不満というのは主に、
- 「仕事内容」への不満
- 「人間関係」への不満
- 「待遇・給与」への不満
に分類されると思います。
私の場合はここに、
- 「働き方」への不満
を追加しました。
仕事内容などに含まれるのかもしれませんが、私の場合は「働き方」へのウエイトが特に大きかったので、別の軸としました。
優先度も含めると、こんな感じになりました。
- 【働き方】 改善したい優先度:★★★★★
- Web会議で済むのに出張
- 関係者のスケジュール確認、会議室の抑えなどで時間を取られる
- 通勤行為そのもの・満員電車
- いつ訪れるかもしれない転勤
- 客・上司との飲み会や朝礼や行事全般
- 人ゴミが嫌い・都会が苦手
- 妻、子供と過ごす時間が減ること
- 【仕事内容】 改善したい優先度:★★★★
- 会議のための会議、終わらない説明資料作り
- 根回し系の業務で奔走
- スケジュール、工数管理エクセルとの格闘 etc
- 会社の仕事では「IT技術のスキル」が上がらないことに対する焦り
- 管理職しかキャリアパスが無いため、なりたい職種もない
- 【人間関係】 改善したい優先度:★★★
- 典型的な年功序列の組織(技術スキルに関係なく、在籍年数が多ければ偉い)
- エクセルで工数やスケジュール管理しかしてこないマネージャ
- 社長・部長の命令をそのまま丸投げしてくるマネージャ
- 上層部の命令が絶対
- 尊敬できる上司がいない
- 【待遇・給料】 改善したい優先度:★
- 多いとは言えないが、そんなに不満はなかった
- 副業での副収入があったので、そちらでカバーすれば良いと思っていた
「次の転職先に求めるものは何か」の条件・基準を明確にする
まとめると、私の場合「次の転職先に求めるもの」は下記のような条件・基準になりました。
- 無駄な通勤、出張、会議、会社行事が無いこと
- 転勤が無いこと
- 家族との時間を大切にできること
- 会社の仕事を通して「IT技術のスキル」が上がること(会社に依存しない人材になれること)
- 管理職ではなく技術職としてのキャリアパスがあること
人によっては、不満な点を明確化した結果、「仕事内容」「人間関係」には不満は無くて、「待遇・給与」だけに不満がある、という方もいるかもしれません。
そういった場合は、実は会社をやめなくても、副業で稼ぐことができれば解決するケースもあると思います。
転職先を決める上で迷うこともあるかもしれません。そういった時に再確認できる基準を持っておくことが大切になります。
ですので、「現状の不満を見える化する」ということにまず着手されることをおすすめします。
条件に合致する転職先を探す
私の場合は、「次の転職先に求めるもの」の基準から、
- 技術志向の会社
- リモート勤務・在宅勤務・サテライト勤務などが可能な会社
- IT系ベンチャー企業
- フリーランスとして働く
が候補に上がりました。
あとは、具体的に転職活動をしてみる、ということになりますが、これらについてはまた別の記事で書きたいと思います。
この記事のまとめ
「今の会社から早く抜け出したいがために、(転職しやすい)同じようなタイプの会社に転職してしまう」のが、転職で後悔・失敗するパターンです。
このように、現状の不満点やその優先度を洗い出し、次の会社に求めるものは何かを明確化することで、転職の失敗パターンを回避できるのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。