「人手不足」は本来、会社や管理職が対処すべき問題
誰かがが無理に仕事を引き受けてしまうと、それが常態化したり、マネージメント層には「人が足りている」と判断(判定)される危険性があります。
新しい人が入ってくることが決まっていて、一時的な人員不足であれば、それまで現場の努力でカバーすることも時には大事かもしれませんが、「人員不足」「人手不足」は本来、会社のマネージメント層がどうにかしなければならない問題です。
現場が「人が足りていないこと」を適切にレポートし、マネージメント層が人員補強するなり、受注する仕事量を減らすなり、然るべき調整をするのが健全な姿だと思います。
プロ野球のチームでも、戦力が手薄なポジションは
・他球団とトレードする
・新人を獲得する
・FA宣言した選手を獲得する
といった「戦力補強」を必ずします。
会社の経営も同様で、人が手薄な職種や部署に人を補強するのは当然の対処なはずです。
それを精神論で押し通すブラック企業であれば、体を壊す前にすぐにでも辞めた方が良いと私は考えます。
無理をしてでも人員不足をカバーするような働き方をしている職場は危険
周りが「無理をしてでも人員不足をカバーするような働き方をしている」「無理な働き方が評価される」職場なら、とても危険だと思います。
そういった職場の雰囲気に流されて、無理をして仕事を引き受けるようになると、
上司や先輩・同僚は「彼(彼女)ならこの仕事を引き受けてくれるだろう」という認識をもってしまい、頼まれた本人も「自分が必要とされている」と錯覚してしまい、それを断れなくなってしまう可能性があります。
大抵の仕事は誰でもできるはずで「自分しかできない仕事」というのは残念ながらほとんど無いのです。
それを毎回、全部自分が引き取ってしまうと、他の人がその仕事を経験する機会を奪っていることもになります。
自分以外の人がその仕事を経験し、対処できるようになると代替が効くようになるので、結果的に無理に仕事が押し付けられる確率も低くなります。
その空いた時間を使って、自分が経験をしたことない仕事をしたり、自分が今一番大事だと思っていることに時間を使った方がよっぽど生産的と考えます。
なので、一度自分が経験した仕事は極力断るようにする、ということも時には必要だと思います。
若いうちは体力も吸収力もあるので、色々な仕事を経験してスキルを早く高めたい、という目的であえてそういった会社を選ぶのであれば別ですが、そうでない場合は、ある程度経験を積んだら転職を考えるべきだと思います。
今現在は適切な量の仕事をこなし、それを超えるような仕事は断るようにしている
私自身も、前職では会社での評価を気にし、なんちゃって意識高い系(?)だった30代前半までは、無理をして仕事を引き受けることもありました。
が、今現在は適切な量の仕事をこなし、それを超えるような仕事は、正直にキャパオーバーであることを伝え、極力断るようにしています。
通勤のない今の働き方にとても満足していますし、


会社での評価が下がったとしても、クビにでもならない限り、それはそれで仕方ないと思っています。
今の私にとっては、少しでも早く会社の仕事を終わらせて、家族との時間を確保したり、別の収入源を増やす方が重要だと感じています。


私にとっては、サラリーマン人生はあと20年ぐらいは続く長いマラソンなので、心や体を壊さないように「マイペースで走り続ける」ことを心がけようと思っています。
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