漫画「エンゼルバンク」は仕事・転職がテーマの漫画
漫画「エンゼルバンク」は「ドラゴン桜」の作者の三田紀房さんの作品です。
「ドラゴン桜」は、崩壊寸前の超低偏差値の高校生を1年で東大に合格させる、というテーマの漫画で、日本や韓国でドラマ化されるぐらい話題になった作品です。
受験のテクニックや時間の使い方、脳科学に基づいた学習の仕方、目標に対するモチベーションの保ち方やマインドなどにも細かく言及されていて、受験生じゃなくても、とても参考になる考え方が多くちりばめられています。
もちろんストーリーも面白く、受験を通して人間的にも成長していく主人公たちに勇気をもらうことができます。
全21巻ありますが、あっという間に読み終えてしまいました。
「エンゼルバンク」は、その続編、サイドストーリーとして「転職」をテーマに扱った漫画になっています。
・転職代理人(転職エージェント)の仕事内容
・転職や企業選びに対する考え方
・転職市場での人材の価値の決まり方
・転職しない方が良い人のパターン
・転職の成功パターン、失敗パターン
・仕事とは何か
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等々、転職における自分の市場価値やキャリアパスを考える上でとても参考になる(&考えさせられる)内容になっています。
漫画「エンゼルバンク」で転職の基準が間違ってなかったことを再認識できた
エンゼルバンクに登場する転職希望者には、
・今より年収を増やしたい
・やりがいのある仕事をしたい
・大企業が希望、ベンチャーなどはもってのほか
という転職希望者が多く登場しますが、最終的には当初の考え方を改め、自分にあった企業に転職したり、そのまま元の会社に残ったりする選択をすることになります。
私の場合は転職後に「エンゼルバンク」を読んだのですが、振り返ってみると、自分の転職の基準はそれほど間違っていなかったなと感じています。
特に共感したのは、
「自分が何に対してストレス・不満を感じているか、を起点に転職先を考える」というような話が出てきて、まさに下記のブログの記事で書いた内容と同じようなことが書かれていました。
転職エージェントはやっぱり使っておいた方がよかった
また、「エンゼルバンク」の主人公は「ドラゴン桜」に登場した元教師でありながら、転職エージェントの企業に転職し、そこで転職代理人としての仕事を経験していきます。
転職希望者に変わって、その人の希望(表面的なものだけではなく、その裏側にある願望的なもの、人生観)にあった企業を探し、マッチングしようとします。
転職エージェント企業には得意不得意な分野があり、時にはその業界に特化した別の転職エージェントに紹介する、といった場面も出てきます。
私は、転職エージェントは、転職希望者が内定した時に初めて、その年収の30%~35%を企業側から報酬としてもらえる、というビジネスモデルになっているということも知りませんでした。
幸い、結果として今の会社にはほぼ満足していますが、
・転職エージェントが何をしてくれるか良く知らなかった
・仕事をしながら転職活動をするのは消耗する
という経験をした私としては、一度は転職エージェントを利用してみても良かったかなと思っています。
漠然とこれからのキャリアパスや転職、仕事について考えている人、悩んでいる人にもおすすめの漫画ですのでぜひ一度読んでみてください。