最初の就職活動も「勤務地」「全国転勤無し」を条件に活動した
私は最初の就職活動でも「勤務地が地元から通勤可能」「全国転勤なし」ということを第一条件に選びました。
- 地元が好き
- 地元にマイホームを持ちたい
- 将来の介護等も考慮し実家から近い方が良い
- 家族や両親とできるだけ一緒の時間を過ごしたい
などの理由からです。
面接の時はもちろんそれが第一条件です、とは言わなかったですが、「転勤はどのぐらいありますか?」といった質問はした記憶があります(笑)。
今もそうですが、私は、バリバリ働いて出世することや、あちこちを飛び回って活躍するということに全く興味がなく、当時からワークライフバランスを重視していました。
リモートワーク・在宅勤務可の会社に転職した今でも、その選択基準は今でも間違っていなかったと思っています。
地元から通勤可能な企業に就職、でも転勤の可能性はゼロではなかった
新卒で地元から通勤可能なIT企業には就職できたのですが、一点不安がありました。
それは転勤の可能性がゼロでは無かったということです。
IT企業の本社というのは、
- 案件が東京に集中している
- 人的リソースも東京の方が調達しやすい
といった理由から、東京にあることが多いのですが、私が最初に入った会社も東京に本社がありました。
入社した当初はそれほど東京への転勤者の数は多くなかったのですが、年々、若手社員や中堅社員が東京に転勤していくことが多くなっていきました。
私がその会社を辞める直前には「マネージャ候補となる社員は一度は転勤がある」といった雰囲気が社内にあったように思います。
- 小さい子どもと奥さんを残して単身赴任する
- 家族と一緒に知り合いの居ない土地に引っ越しする
いずれの選択も、家族にそれなりの負担を強いることになると思います。
別の会社の私の知り合いなどでは、マイホームを購入した途端に転勤の辞令が下った人もいました。
なので私は「転勤の辞令が下った場合は会社を辞めよう」と考えるようになりました。
幸い、私は一度も転勤することはありませんでしたが、以前の会社に転職せず残っていた場合、いずれは転勤の辞令がくだっていたのではないかと思います。
「地域限定社員」という手もあるが、給与や出世面で格差あり
会社によっては「地域限定社員」という制度があり、転勤が発生しない正社員のことを指します。
転勤したくない、という人はこの制度を使うのも一つの手ではあると思いますが、転勤ありの社員と比べると、給与面やキャリア面で格差があります。
「地域限定社員とは?正社員との給与等の違いやメリット・デメリット」によると、給与面では正社員の8割〜9割程度とあります。
リモートワーク・在宅勤務可の会社なら、むしろ自分の好きな場所に移住ができる
一方、リモートワーク・在宅勤務が前提の会社なら、転勤させられる可能性はゼロですし、好きな場所で働くことができます。
逆に「自分から好きな場所に移住して働く」といったことも可能になります。
実際今の会社では、本社や支社の無い地元にUターンしてリモート勤務する社員も多く、全員給与や待遇面での格差なく働くことができています。
IT技術の進歩に伴い、ここ数年で在宅勤務・テレワーク・サテライト勤務のような勤務形態が普及してきましたが、私が新卒で就職活動していた時や、転職活動した際はそういった制度がある会社はほんのごく一部でした。
ですので、今現在就職活動されている学生の方や、転職を考えている方は、選択肢的には当時の私よりとても恵まれていると思います。
そういったことを踏まえ、会社の知名度や給与だけでなく、「自分にとって何が一番大事なのか」ということをじっくり考えていただければ幸いです。
四国へのU・Iターン転職なら ◆四国転職ネット◆この記事のまとめ
- ワークライフバランスを重視する人は、妥協せずに「全国転勤なし」という第一条件で会社を選んでもいい
- 転勤がある会社でも「地域限定社員」になるという手段もある(ただし給与・待遇面で転勤あり社員との格差がある)
- リモートワーク・在宅勤務可の会社なら転勤の心配なし。むしろ自分の好きな場所に移住もできる
- 会社選びにおいては、会社の知名度や待遇面だけでなく「自分の人生において何が一番大事か」をしっかり考える