人生の法則 「欲求の4タイプ」が人付き合いや人生を楽にしてくれた件

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岡田斗司夫さんの「欲求の4タイプ」のYoutube動画

↓は岡田斗司夫さんの動画で、人には「欲求の偏り」があり、それによって人は大きく4タイプに分類できるといった内容のYoutube動画です。

「エニアグラム診断」「16タイプ分析(MBTI)」などに近いと思うのですが、自分的には

・「欲求の偏り」によって、大きく4タイプに分類される(注目型・司令型・法則型・理想型)
・その「欲求の偏り」がその人の普段の行動原理となり、普段の行動や言動に反映される

といった点がとても面白く、家族や周りの人間に当てはめてみると、納得が行くことがとても多かったのです。シンプルに4タイプに分類するので、普段の生活においても応用しやすいと思いました。

この「欲求の偏りの4タイプ」を知ったことで、

・「なぜこの人は普段からこんな言動や行動をするのか」の行動原理が理解できる。
・相手のタイプに応じた対応をすることで人付き合いがスムーズになる。地雷を避けることができる。
・他のタイプの人の関わりの中での自分の強みやその活かし方がわかってくる。
・タイプの違うもの同士はお互いに「理解し得ない」ことが理解でき、結果ストレスが減る。
・自分の中の欲求を素直に認められるようになる

といったことが多くなった気がします。家族や妻にも診断をしてもらったり、自分のタイプをわかってもらうことで、お互いの理解が進んだように思います。

以下のリンクにあるいくつかのシンプルな質問に答えることで、4タイプのうち自分が何タイプなのかを診断することができます。

FREEex: 4-types Determination Test(Japanese)
社会的本能の4タイプのうち自分がどのタイプかを簡易判定します(無料)。

各タイプの説明は以下のリンクから確認することができます。

FREEex: 4-types Determination Test(Japanese)
外向的外向的
抽象的注目型
(王様)
司令型
(軍人)
具体的
抽象的理想型
(職人)
法則型
(学者)
具体的
内向的内向的

上の表のように縦軸が「内向的↔外向的」、横軸が「具体的↔抽象的」となっています。

ここでいう「外向的」「内向的」は性格のことではなく、「価値観」「欲求の向く方向」ということになります。以下のように説明されています。

縦軸上側は「外向的」価値観で、その欲望は他者的です。つまり他の人と比べて自分はどうかを重視する傾向を 示しています。 縦軸下側は「内向的」価値観・自己的。他人と比べてより、自分の中での納得感など、内向きに考える傾向を示します。

外向的・内向的とは、価値観の基準や、思考の方向性のことです。外向的であるから性格が派手で社交的とか、 内向的であるから内気で引っ込み思案であるなどの関係性を示すものではありません。

横軸右側の「具体的」とは、数値化できたり、明らかにはっきりとした答えがあったりすること、 左側の「抽象的」とは、数値化できない定性的な価値観をもつことです。

テスト結果をグラフ上にプロットし、配置された象限から「注目型」、「司令型」、「法則型」、「理想型」という4種類の 欲求傾向に分類します。

引用元:https://four-types.appspot.com/About4types.html

4タイプ「注目型」「司令型」「法則型」「理想型」の説明

私の場合は「司令型」でした。若干「法則型」にも寄っています。

各タイプの特徴は以下とのことです。他の3タイプの説明も読んでみましたが、やはり「司令型」が一番しっくり来ました。若干「法則型」にも寄っているので当てはまる部分もありました。

また、プロットされる点の部分は「欲求の偏りの中心」であり、実際には他の欲求の場所にも広がっているイメージになると理解しています。

なので、自分には「注目型」や「理想型」の欲求がまったくない、というわけではないと思います。

注目型

注目型の人は、情熱、すなわち自分の熱意が何より大事なタイプ。人から注目されたい、認められたい、 頼られたいという欲求が基本的に強い人が分類されます。このため目立ちたがりの甘えん坊、 人情もろくておせっかいな人が多いです。

無視やないがしろにされる事を最も苦痛と感じるため、自分がのけ者となることや、 かげ口を言われると腹をたててしまいます。 ムードメーカで、そこにいるだけで、場が華やぐ人が多いのもこのタイプの傾向です。面倒見がよく、 つきあい上手ですが、身近に不機嫌な人がいると、落ち着きません。 会話が途切れないように気を使うことが多く、パーティなどでも参加者が楽しめているかついつい気になってしまいます。

また、認められたいと思うあまり、成功の可能性の低い依頼を断り切れずに引き受けて、評価を下げることも多いです。

注目型の有名人:明石家さんま、マイケル・ジャクソン

司令型

司令型の基本的な欲求は、勝負にこだわる点です。 努力家で、常識人のしっかり者。だからこそ上司部下や目上、目下などの上下関係に敏感で礼儀正しく、 部下や後輩が生意気だと腹をたててしまいます。

能力の差はもちろんのこと、社会的地位や序列を一番気にします。 仕事だけでなく、恋愛も家庭もすべてが対決の場と考えてしまいます。 その勝敗の判定ルールも、はっきりと合理的で理性的です。 他人への好き嫌いを表に出さず、誰とでもつきあいができます。 そのうえ向上心あふれ、よく働く努力家になるので、有能な人が多いのが司令型の特徴です。

また、「冷たく気が許せない」という評価がある人も多く、孤独に耐える強さや自分に対する厳しさも備えています。

司令型の有名人:勝間和代

法則型

物事のしくみ・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることに喜びを感じるタイプです。

自主性が強く、何をするにも理由が分からない場合苦痛を感じてしまいます。 成功しても、なぜ成功したのかわからない場合は、落ち着かなくなります。 逆に失敗しても、失敗の原因がわかれば結果に嘆いたりしません。 常に一歩引いているニヒリスト。 本当のことだからと、言わないほうがいいことも、つい口にして嫌われることもありますが、 現実をシビアに判断できる参謀タイプとして活躍する人です。

行動パターンが決まっている傾向が散見され、いつも行く店が決まっている場合が多いです。 せっかく計画したことが他人のわがままで無駄になったときに腹をたてますが、感情的になっても立ち直りが早いです。

法則型の有名人:池上彰

理想型

理想型は自分の考えている通りに物事をやり遂げることにこだわる。 つまり、結果よりプロセス、目的より手段を重要視するタイプです。 客観的な成功や完成ではなく、他人の目から見ても分からない、確固たる基準や理想像が自分の中にあって、 それに近づくことが喜びとなります。

逆にいくら努力しても理想像に近づけないことが悲しみや怒りになります。 正義感が強く、頑固なこだわり派が多く、人間としてちゃんとしていたい、立派でありたいという欲求が強いです。 お金や権力に惑わされない、自由で自分らしい生き方を好む人が多いので、 客に媚びない職人や本物の芸術家はこのタイプです。

また、頑固過ぎて世間から浮いてしまうこともあります。個人的なこだわりが強い分、 自分の理解者を一生かかっても捜し求めることとなるでしょう。

理想型の有名人:松本人志

引用元:https://four-types.appspot.com/About4types.html

自分の周りの人間に当てはめてみた

例えば家族に当てはめると、自分は「司令型」、母親と弟は「注目型」、妻は「法則型」父親・古くからの親友はは「理想型」という感じでバラけていました。他の人の場合も、家族全員が同じタイプということはなく、欲求の偏りはある程度分散されるようです。(生物として多様性を確保しようとするためでしょうか・・・)

■ 司令型(自分自身)

・損得に敏感
 ・ケチなのには自覚あり。コスパ重視。
・目的・目標志向
 ・目標を立てて、そこに向かうための効率の良い最短ルートを探すのが得意
 ・目標がないとモチベーションが沸かない
 ・目標達成のためにコツコツ努力するのは苦手ではない
 ・達成度が確認しやすいので数値で見える化するのが好き
・勝負事は勝ちたい
 ・逆に勝てない勝負はしない。利益のない無駄な争いはしない。
・ルールや上下関係は守る
 ・理不尽でもその組織のルールであれば守る(自分の利益を損なう場合にはルールを守る)
 ・上下関係が厳しい部活も耐えられる
・他人に嫌われるよりかはバカにされるのが嫌。孤独にも耐えられる。

■ 注目型母親・弟

・みんなでワイワイするイベントやお祭り事が好き
・基本周りに人がいる(友達・知り合いが多い)
・人に何かしてあげるのが好き、頼られるのが好き
 ・頼まれると断れない
 ・人情に弱い
・気前が良い
 ・人に奢る、プレゼント・贈り物をするのが好き
 (司令型の自分から見ると金遣いが荒く見える・八方美人に見えることがある)
・人ではなく「物事」に対しては飽きっぽい、一人でじっとしているのは苦手
 ・考えるより先に行動する 
 ・チームスポーツなどみんなで体を動かすことが好き
 ・落ち着いて一人で本を読んでいるなどの行動はあまり見たことがない

■ 法則型(妻)

・何かを買う時には、候補となる商品のスペックや機能をかなり細かく比較調査してから選ぶ
 ・散々調べて時間をかけても納得できないときは買わないこともある
 ・外食に行くとメニュー選びで毎回めちゃくちゃ悩んでいる(メニューは一通り見ないと気がすまない)
・自由度が高い・オプションが多い状態を好む
 ・家を立てる時も自由設計にこだわっていた
 ・逆に急かされている状態や、自由度が低い状態になると機嫌が悪くなる
 ・旅行にいくときなどはみっちり行程を組んでいく
・いつもやることやモノに溢れている・常に何か情報収集をしている
 ・常にやることに溢れていて睡眠時間を削っているほど
 ・モノが捨てられない(使うことがあるかも、必要になるかもでとりあえず置いておく)
・ファッションは地味・機能性重視
 ・極力周りからは浮かない地味なファッションを好む(岡田さんが動画で言っている「都市迷彩」)
 ・自分が目立つことを嫌う
・手段が目的になっていることがよくある
 ・「家計簿をつけたい」といってレシートを溜めだしたが、その目標や目的を聞いたら「特にないけど、とりあえず色々分析したい」と言っていたのがとても印象的だった
 ・ゴールに早くたどり着くことより、その過程でたくさんのオプションを試したり、色々調べたりするのが喜びのように見える

■ 理想型(父親・一番の親友)

・世間体などはあまり気にせず、自分の信念・こだわり・美学は曲げない
 ・学校の先生や上司であっても自分の信念と合わない人とは戦う
 ・自分が納得行かないルールには従わない
・何かをする際にこだわりや職人技みたいなのを持っている
・何かを人並み以上に極めるのが得意
・師匠や弟子みたいな関係の人がいる
・司令型の自分からは対角のタイプなので何を考えているのか良くわからないことがあるが、お互いの欲求や利害関係がぶつからない、お互い持っていない部分があるので、一度仲良くなると良い関係が続く(気がする)

4タイプへの対応方法・説得方法

各4タイプへの対応方法は、ざっくり以下のような感じでしょうか。

対司令型:
・コスパが良い、世間的に価値が高いことをアピールする
・「損得/秩序」で説得する

対注目型:
・みんなでワイワイできる、楽しいことをアピールする
・「感情/人情」で説得する

対法則型:
・オプションが多い、自由度が高いことをアピールする
・「理論/理屈」で説得する

対理想型:
・相手のこだわりを理解していることをアピールする
・「信念/美学」で説得する

特に自分と違うタイプの人は、自分にない能力や特技を持っていることが多いので、自分が苦手なことをお願いする場面において、その際の依頼や説得の仕方などを知っておくとスムーズかもしれません。

また、逆のことをすると一気に機嫌が悪くなるので、地雷を踏まない方法としても有効だと思います。

自分のモチベーションの上げ方、本の選び方

■ モチベーションの上げ方

「欲求の4タイプ」を知ってから、「自分の欲求」を素直に認められるようになった気がします。

これまでは、理想型の友人に影響されて「人間は損得に左右されずに美しく生きるべきだ・何か一つを極めるべきだ」と思い込んだりした時期がありましたが、それは自分の欲求の中心ではないので、何かモチベーションが沸かない状態になっていた気がします。

振り返ると自分の調子が悪い時期は、自分の欲求を無理やり変えようとしたり、抑え込んでいたように思います。

「司令型(やや法則型より)」の自分の場合、モチベーションを上げるには「人情/美学」みたいなものよりかは、もっと「具体性がある/ルール化された」行動の方がモチベーションが上がるように思います。例としては以下のような感じでしょうか。

・具体的な数字に落とし込む
 ・目標やスケジュールを具体化する(1ヶ月で1kg痩せる)
 ・現状を可視化する(資産◯◯万円)

・効率を追い求める
 ・目標までの最短距離を探す
 ・コスパの良い方法を調べる

・ルール化・仕組み化・シンプル化する
 ・できるだけ判断を排除できるようなルール、仕組みを考える
 ・モノを減らす、やることを減らす
 ・優先順位をつける

■ モチベーションが上がる本の選び方

「欲求の4タイプ」を知ってから、自己啓発本などを読む際、「この著者は理想型っぽくて、合わないな・・・」とか「自分と考えが近いから司令型っぽいな」みたいな感覚が湧くようになりました。

で、結局自分と違うタイプの人が書いた本だと、「言いたいことや理屈はわかるけど、自分が実践したいかというと、うーん・・・」となることが多い気がしています。

漫画なども、「仲間!根性!人情!」みたいな漫画は「面白いけど、ちょっと暑苦しいな・・・」と感じることが多いかもしれません。(注目型や理想型っぽい人はそういう漫画が好きな印象があります。)明確な目的やゴールが無い漫画も苦手かもしれません。

物語に何らかの目的やゴールがあり、ロジックや説明が適度に散りばめられている漫画の方が好きかもしれません。

なので、おすすめの本や漫画を人に聞く時は、自分と近いタイプの人に聞くのが良いと思います。

「欲求の4タイプ」まとめ

岡田斗司夫さんの「欲求の4タイプ」を知ることで、周りの人の行動原理や、自分の欲求を理解することができたので、人生が生きやすくなった気がします。

岡田さん曰く「科学的根拠は無い」とのことですが、周りの人に当てはめてみると納得できることが多かったので、自分的にはもっと早く知りたかったですね。(少なくとも血液型による性格分類よりはよっぽど信憑性があると思います)

この記事が何かのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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